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暖簾 > 家紋について
家紋は人を結びつける記号として始まり、日本独自の文化として開化した。 限られた身分の人たちだけが紋を所持できる国はいくつかあるが誰もが紋をもっているのは日本だけである。日本には約30万の苗字がある。対して家紋は約2万ある。 |
藤(ふじ) | 藤紋は全国に分布しているが、なかでも三河地方に多い。 これは熊野神社の神官鈴木一族がこの地方に栄え、 藤紋を用いたためである。さらに使われている藤紋の9割は下がり藤である。 |
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蔦(つた) | 蔦は生命力が強く、何かに絡みつき蔓延ることから縁起がよいものとされ、江戸時代に庶民の間にも大流行。 芸能関係、花柳界の女性まで用いた。蔦紋で有名なのは藤堂家。 |
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片喰 (かたばみ) |
紋の中でも美しいもののひとつで、女性に人気がある。 3枚の花びらは仏の慈悲、智慧、力を表し、この三者が手を取り合って世の中は調和が取れるという意味がある。 |
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鷹の羽 (たかのは) |
鷹には「猛々しい」「強い」という印象があり、武士は鷲以上に好んだ。中世から近世にかけて文化の進んだ地方に多かったには、武士文化の発展に対応しているため。 | |
目結 (めゆい) |
目結とは絞り染の模様のこと。「源平盛衰記」に佐々木高綱が三つ目結いの直垂を着けたとあり、佐々木氏の代表紋になっている。乃木大将も佐々木一族で四つ目結いである。 | |
木瓜 (もっこう) |
神社の御簾の縁取り布(帽額)に描かれている文様に似ている説や、胡瓜の切り口説、木瓜の実説などがあるが、いずれにせよ日本人が磨き上げた紋で、使用者は藤についで多い。 | |
竹笹 (たけささ) |
竹は高いこと、猛きことを意味し、神が降臨する神木を指したことから竹紋は発生した。 竹紋使用の代表的な苗字は高橋で、竹(高)は天と地を繋ぐ1本の柱(橋)という意味。 |
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引両 (ひきりょう) |
野戦の陣幕に張られていたのが起こり。 足利氏が二つ引両紋で天下を取ったことから、「両」を龍にかけて2匹の龍が互いに絡み合って天に昇る、という縁起の良い解釈もある。 |
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星(ほし) | 三つ星は古来「勝ち星」といわれ、縁起かつぎ、厄除けの意味があるため、勝負師や武士に信仰されていた。この星に祈りを捧げ、死を逃れたり勝利を得たという話は多い。 | |
橘 (たちばな) |
橘の柑橘系の香りは古代の人々に尊ばれまたその形が凛として「立刃花」のようであり、清々しいことから好まれた。徳川時代には井伊家一門の久世、黒田家などが用いている。 | |
柏 (かしわ) |
柏は神事の神木であり、大きな葉には食物を盛って神前に捧げた。このことから神官が多く用いているが、神の恩寵に与るために庶民にも人気があった紋のひとつ。 | |
桐(きり) | 本来、桐と菊紋は天皇家の紋章だが、豊臣秀吉の太閤桐は有名。秀吉は同族意識を植え付けるのに、多くの武将に桐紋を与えたため、この時代に桐紋が広まった。 | |
井桁 (いげた) |
井戸の枠の部分をいい、井筒ともいう。徳川時代に使用者が増えたが、その多くは苗字に「井」のつく家がこの紋を使用した。 例えば酒井、今井、井上、井口等々。 |
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梅(うめ) | 梅紋には梅花と梅鉢の2種類あるが、数的には梅鉢が多い。 この紋も梅鉢。花弁と花弁の間に剣がある紋はその長さが長ければ、攻撃的な武治派、短ければ文治派といわれた。 |
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巴 (ともえ) |
巴の多くは神紋で八幡宮で用いられているが、武家にも人気があった。形は渦巻き説、勾玉説、神霊説など。三つ巴を流水に見立て、防水の意味を込めて瓦などにもつけられた。 | |
桔梗 (ききょう) |
桔梗の文字をよく見ると「吉更」とあり「さらに吉」の意味がある縁起の良いもの。 古くは岡止々支ともいい、土岐氏一族が紋に用いた。 明智光秀の水色桔梗も有名である。 |